この遺跡はSa Kaeo県にあります。
Aranya Prathetから、348号線を北上し、3381号線を東に折れます。
3397線に突き当たり、3397号線を北上、途中、標識に従って東に折れ、
進んで行くとあります。
(KHMER TEMPLES IN THAILAND & LAOSに記載があった平面図を、
模写したので、縮尺はフリーです。)
遺跡の北西の空地に、崩れた遺跡の遺物が、
ところどころにまとめて置いてあります。
遺跡の全景です。
崩れた外壁の一部です。
木がラテライトに巻きついています。
遺跡の周囲の環濠越しに遺跡を見たところ。
遺跡の東側の参道です。
遺跡は、東を向いています。
まぐさ石は、多くを失っていますが、
残った部分で修復されています。
破風には、象のレリーフが残っています。
まぐさ石は、
シンハに支えられた台座に座る神です。
下は、そのまぐさ石の拡大写真です。
破風には、
横たわるヴィシュヌ神のレリーフでしょうか?
まぐさ石には、カーラの上に座る神です。
カーラは、シンハの胴体を力強く掴んでいます。
破風の拡大写真です。
横たわるヴィシュヌ神のレリーフと思います。
アナンタ竜の上に横たわっているはずですが、
アナンタ竜の判別がつきません。
また、通常、ヴィシュヌ神の頭は左にありますが、
このまぐさ石は、頭が右にあります。
ヴィシュヌ神の胴体部が無くなっていますが、
臍から伸びた蓮の花の中で、
ブラフマー神が誕生しています。
遺跡の周囲には、
ガンボジアから遊びに来た子供達がいました。
国境が近いのだと思います。
遺跡は、レリーフの無い新しい砂岩と、
レリーフのある古い砂岩が交り合って、
石積みされています。
祠堂の上部を内側から見上げたところ。
新しい砂岩と、古い砂岩のコントラストが痛々しい。
紛失した石は、新しい砂岩で補うしかないですが、
うまく修復されていると思います。
主祠堂は、修復中です。
ラテライトの基壇の高さが、
異様に高く見えます。
破風の一部と、まぐさ石です。
その破風の部分拡大写真です。
右の動物は、馬です。
クリシュナが、
カンサ王の呼び寄せた
悪魔ケーシンが化けた馬と
闘っている場面です。
遺跡の西側に置かれた復元を待っている
遺物です。
屋蓋の頭頂部です。
軒鼻飾りのナーガです。
回廊の南西の破風です。
こうして空地に破風のユニットを作って、
復元を待っています。
復元を待っている破風です。
ナーガの軒鼻飾りです。
かなり磨滅しています。
ナーガの軒鼻飾りです。
同じナーガでもイメージが異なります。
帰る前に、簡易の案内場で、いろいろ話を聞くと、
ガンボジア国境方向にバライがあるとの事。
地雷を心配していると、
子供達が案内してくれました。
道を外れなければ、危なくないようです。
ここがバライの跡です。
写真ではわかりにくいですが、
土手のような跡も見え、
言われればバライの跡に見えます。