ガンボジア国境上の遺跡 / Prasat Sadok Kok Thom : 訪問日 13Aug2006


この遺跡はSa Kaeo県にあります。
Aranya Prathetから、348号線を北上し、3381号線を東に折れます。
3397線に突き当たり、3397号線を北上、途中、標識に従って東に折れ、
進んで行くとあります。

(KHMER TEMPLES IN THAILAND & LAOSに記載があった平面図を、
模写したので、縮尺はフリーです。)







遺跡の北西の空地に、崩れた遺跡の遺物が、
ところどころにまとめて置いてあります。













遺跡の全景です。














崩れた外壁の一部です。
木がラテライトに巻きついています。













遺跡の周囲の環濠越しに遺跡を見たところ。














遺跡の東側の参道です。
遺跡は、東を向いています。













まぐさ石は、多くを失っていますが、
残った部分で修復されています。

破風には、象のレリーフが残っています。











まぐさ石は、
シンハに支えられた台座に座る神です。
下は、そのまぐさ石の拡大写真です。

























破風には、
横たわるヴィシュヌ神のレリーフでしょうか?

まぐさ石には、カーラの上に座る神です。
カーラは、シンハの胴体を力強く掴んでいます。










破風の拡大写真です。
横たわるヴィシュヌ神のレリーフと思います。
アナンタ竜の上に横たわっているはずですが、
アナンタ竜の判別がつきません。
また、通常、ヴィシュヌ神の頭は左にありますが、
このまぐさ石は、頭が右にあります。
ヴィシュヌ神の胴体部が無くなっていますが、
臍から伸びた蓮の花の中で、
ブラフマー神が誕生しています。







遺跡の周囲には、
ガンボジアから遊びに来た子供達がいました。
国境が近いのだと思います。












遺跡は、レリーフの無い新しい砂岩と、
レリーフのある古い砂岩が交り合って、
石積みされています。















祠堂の上部を内側から見上げたところ。
































新しい砂岩と、古い砂岩のコントラストが痛々しい。
紛失した石は、新しい砂岩で補うしかないですが、
うまく修復されていると思います。















主祠堂は、修復中です。
ラテライトの基壇の高さが、
異様に高く見えます。



























破風の一部と、まぐさ石です。














その破風の部分拡大写真です。

右の動物は、馬です。

クリシュナが、
カンサ王の呼び寄せた
悪魔ケーシンが化けた馬と
闘っている場面です。








遺跡の西側に置かれた復元を待っている
遺物です。













屋蓋の頭頂部です。

















軒鼻飾りのナーガです。

















回廊の南西の破風です。
こうして空地に破風のユニットを作って、
復元を待っています。












復元を待っている破風です。






























































ナーガの軒鼻飾りです。
かなり磨滅しています。
















ナーガの軒鼻飾りです。
同じナーガでもイメージが異なります。













帰る前に、簡易の案内場で、いろいろ話を聞くと、
ガンボジア国境方向にバライがあるとの事。

地雷を心配していると、
子供達が案内してくれました。
道を外れなければ、危なくないようです。









ここがバライの跡です。
写真ではわかりにくいですが、
土手のような跡も見え、
言われればバライの跡に見えます。



























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